押されたら押し返せ(Push back)

【ホテル総支配人のブログ 第61話】

「押されたら押し返せ」

これも外国人の上司から頂いた貴重なアドバイスである。外国人や日本人に限らず、組織で働いていると色々な依頼が自分のもとに飛んでくる。例えば「〇〇をいつまでにやってくれ」「価格戦略はこうしろ」などという指示が来る。もしそれが、自分にとって受け入れられるものであれば良いが、そうでない場合は「押し返す(Push back)」必要がある。それは上司だと気が引けるが、それでもやらなければならない時がある。

やり方としては「これは出来ません。なぜなら〇〇だからです」と主張するのが良い。但し、「〇〇」の部分はファクト(客観的な事実)に基づいていなければならない。そうでなければ、あなたがただ「やりたくない」のだと受け取られてしまうし、何の説得力も持たないからだ。

仕事を選り好みしろという意味ではなく、出来ないことや理不尽なことを押し付けられそうな場合は、力づくで押し返してみよう。